売却活動では早期の成約を目指すために、オープンハウスを検討する人も多くいます。
オープンハウスを実施することでさまざまなメリットがありますが、実はデメリットも生じるので注意が必要です。
この記事では売却活動の1つ、オープンハウスとはどのようなものなのか、特徴や注意点をお伝えします。
不動産の売却を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら売却活動で実施するオープンハウスとはどのようなもの?
まずは売却活動の1つであるオープンハウスとは、どのようなものか詳しく見ていきましょう。
オープンハウスとはその名のとおり、室内を開放してたくさんのお客さんに内覧してもらうことです。
マンションではオープンルームと呼ばれることもありますが、どちらも同じ方法で実施します。
具体的な方法は?
オープンハウスを実施する場合、まずは売却活動を依頼している不動産会社に問い合わせてください。
OKが出たら、いつ何時から何時まで開催するのかなど、細かいスケジュールを組んでいきます。
日程や時間が決まったら、ホームページで告知したりチラシを作成したり、不動産会社が抱えている既存のお客さんに伝えたりして、オープンハウスの実施を公表します。
チラシの配布は不動産会社や委託する業者に依頼するのが一般的ですが、売り主自身で配ることも可能です。
エリアを広げて告知することでより多くの集客を見込め、成約の可能性も高くなるでしょう。
また媒介契約を締結した場合、成約できると不動産会社には仲介手数料(報酬)が入ります。
そのため不動産会社から「オープンハウスをしませんか?」と声がかかる可能性も高いです。
お互いのスケジュールや希望に合わせ、実施の可否を判断してください。
当日はなにをすればいい?
当日は幟や案内板を立てたり、内覧者に手渡すチラシを用意したり、さまざまな準備が必要です。
一般的にそれらの準備は不動産会社がおこなってくれます。
現地で待機し、お客さん対応をするのも不動産会社の役割です。
物件の魅力をプロの目線で案内してくれるので、オープンハウスがはじめての人でも安心できるでしょう。
しかし不動産会社にすべて任せるのではなく、売却活動を円滑におこなうために、売り主自身でできる準備はしておきます。
たとえば物件の掃除や換気です。
空き家の場合、開催時間の数時間前には換気をおこない、空気を入れ替えておきます。
家の顔である玄関や、内覧時に細かくチェックされる水回りの掃除は入念におこない、良い第一印象を持ってもらうことが大切です。
居住中の場合は生活感をなるべく出さないよう、部屋を整えておきます。
また時間と費用に余裕があるなら、ハウスクリーニングやホームステージング(家具やインテリアでモデルハウスのような空間を演出するサービス)を検討してみてください。
ハウスクリーニングやホームステージングは、早期の成約へ導くおすすめの売却活動です。
売却活動でオープンハウスを実施するメリットとは?
次に売却活動でオープンハウスを実施するメリットを見ていきましょう。
たくさんの人に内覧してもらえる
たくさんの人に内覧してもらえるのが、1つ目のメリットです。
先述したとおり、オープンハウスを実施しない場合は、問い合わせしてくれたお客さんを1組ずつ案内することになります。
限られた人だけに案内することになるため、成約率が上がりにくいのがデメリットです。
問い合わせがあった時点で内覧のスケジュールを組むため、内覧の予約が入らなければ申し込みにつながりません。
しかしオープンハウスならたくさんの人に内覧してもらえ、成約率もアップするのがメリットです。
物件の存在を知ってもらえる
物件の存在を知ってもらえるのも、メリットの1つです。
積極的な売却活動をおこなっていても、物件の存在を知らないまま、ほかの家を購入する人もいます。
しかしオープンハウスなら、より多くの人に売り出し中であることを告知することが可能です。
「こんなところに理想の家があった」「告知がなければ知らなかった」という声も実際にあり、成約の可能性も高まります。
申し込みを後押しできる
申し込みを後押しできるのも大きなメリットです。
1組ずつ内覧する場合、ほかの内覧者がいないため、その場で申し込まずに後日返事する人も多くいます。
たくさんのお客さんが来場するオープンハウスなら、「先に申し込まれてしまうかも…」という気持ちが働き、申し込みを後押ししてくれるかもしれません。
ほかの内覧者がスタッフに質問をたくさんしていたり、物件の情報を細かく聞いていたりすると焦ってしまう人も多いです。
内覧者同士での競争が起こるため、早期の成約が期待できます。
物件に対する率直な意見を聞ける
内覧をした感想や、物件に対する率直な意見を聞ける点も、メリットとしてあげられます。
オープンハウスに来てくれたお客さんに対し、内覧後はアンケートを書いてもらうのが一般的です。
物件の良かったところや改善すべき点、購入に至らなかった理由など、内覧者の本音を聞けます。
率直な意見を聞ければ、売却活動のやり方を見直すきっかけにもなるでしょう。
「水回りに劣化を感じる」という声が多ければリフォームを検討したり、「予算に合わない」という意見がある場合は値下げを考えたりできます。
今後の売却活動をどのようにおこなっていくか、じっくり考えるチャンスが訪れるのも、オープンハウスのメリットです。
売却活動でオープンハウスを実施する注意点とは?
最後に売却活動でオープンハウスを実施する、注意点を見ていきましょう。
不特定多数の人が出入りする
一般的に予約が不要で入退場も自由のため、不特定多数の人に家の中を見られることになります。
そのため購入する気のない人や、たまたま通りがかった人など、冷やかしで見にくる人も多いです。
しかし誰が購入希望者になるかわからないので、すべての内覧者をお客さんとしておもてなししなければなりません。
暇つぶしで来る人が多いのも、注意点の1つです。
近隣へ気遣いが必要
注意点として、近隣へ気遣いが必要な点もあげられます。
オープンハウス当日はたくさんの人が出入りするため、賑やかになることが予想されます。
駐車スペースがある場合は、何度も車の出し入れがあるかもしれません。
そのため騒音トラブルに発展する可能性があります。
人の話し声や車のエンジン音を不快に感じる人がいるかもしれないので、前日までに挨拶にいき、一声かけておきましょう。
オープンハウス中にトラブルが発生しないよう、近所への気遣いを忘れないようにしてください。
オープンハウスの実施に前向きでない不動産会社もある
オープンハウスを実施すると、週末や祝日にスタッフを現地に常駐させなければなりません。
週末や土日は、ほかの内覧や契約などさまざまな業務に追われるため、成約の確約がないオープンハウスに時間を取られるのを嫌がる不動産会社もあります。
開催前には告知や準備など、多くの手間がかかるのも、不動産会社にとってはデメリットです。
そのため媒介契約を締結する前に、開催の可否をあらかじめ聞いておくのがおすすめです。
まとめ
オープンハウスとは不動産の売却に効果的な活動です。
実施することでさまざまなメリットを得られますが、デメリットや注意点が生じることもおさえておきましょう。
たくさんの人に物件の魅力を伝えられるので、早期の成約を希望する人は、ぜひオープンハウスの実施を検討してみてください。
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