大きなお金が動く不動産の売却は、頻繁におこなうものではありません。
そのため売主はもちろん買主も素人であることが多く、「気長に待とう」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし売りに出したあと、何か月も反響がないと心配になりますよね。
この記事では一戸建てを売却中に売れないときの対策や、やってはいけない注意点をお伝えします。
一戸建てを売却する予定の方や売却中の方はぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら売却中の不動産が売れない理由
まずは売却中の不動産が売れない理由を見ていきましょう。
価格が高い
理由としてまず挙げられるのが、価格が高いという点です。
相場より高く売りに出している場合、安い物件にお客さんが流れてしまう可能性があります。
そのため相場とかけ離れていないか、周辺の物件と比べて高くないかを改めてチェックなさってください。
高く売れればその分利益も多くなりますが、契約に至らなければ意味がないので、あまり強気な価格で売り出すのはNGです。
物件の魅力をアピールできていない
物件の魅力をアピールできていないのも、売れない理由のひとつです。
購買意欲を向上させるためには、「価格以上の魅力や価値がある」と思ってもらうことが大切です。
そのため物件の情報は細かく紹介し、魅力的なポイントをしっかりアピールしましょう。
また、不動産会社のホームページやポータルサイトに掲載している画像は、明るくキレイなものを採用していますでしょうか?
インターネットで物件を検索し、内覧の可否を決める方もたくさんいらっしゃいます。
薄暗い画像だったり、枚数が少なかったりする場合は、物件の魅力を十分にアピールできていないかもしれません。
タイミングが悪い
売りに出すタイミングが悪いと、思うように売れない可能性があります。
一般的に不動産があまり動かない時期(夏など)に売却する場合は、覚悟や注意が必要です。
一戸建ての売却は賃貸物件ほど季節の影響を受けにくいですが、タイミングが合わず、購入希望者がいない場合は成約に至らないこともあります。
このように不動産が売れない理由は多岐に渡ります。
価格が高いだけでなく、物件の魅力のアピール不足だったり、タイミングが悪かったり、さまざまなことが原因で売れづらくなってしまいます。
早期の売却に導くためには、次のセクションでお伝えする売れる対策を実践なさってください。
不動産の売却で取り入れたい売れる対策とは?
次に不動産の売却で取り入れたい、売れる対策を見ていきましょう。
価格の見直し
先述しましたが、売れない理由のひとつに、価格が相場より高いことが挙げられます。
査定後、提示された金額で売りに出すのも間違いではありませんが、周辺の相場はどれくらいなのか、詳しくチェックすることも大切です。
対策としてはまず、同じエリアで売りに出されている一戸建てを探し、スペック(間取りや床面積など)が同等の物件を探してください。
どのくらいの値段で販売されているのかを調べ、価格の見直しを今一度おこなってみましょう。
ただし一戸建ては周辺相場だけでなく、道路の幅員や隣地の状況など、立地条件によって価格が左右されます。
駐車場の有無や土地の形状によっても変わってくるので、現況を考慮しながら妥当な価格を見極めていきます。
値下げのタイミングを見計らうことも、売却に向けた対策のひとつです。
魅力的なところをしっかりアピールする
物件の持つ魅力的なところをしっかりアピールするのも、売るための対策です。
たとえば「内覧はしてもらえるのに成約に至らない」という場合、内装が価格と釣り合っていなかったり、住みたいと思える要素が足りていなかったりする可能性があります。
日当たりの良さが魅力であれば、内覧時はシャッターやカーテンを開け、明るさをアピールしてください。
広いリビングがポイントなら、大きな家具はなるべく配置せず、空間の広さを見てもらいましょう。
ハウスクリーニングやホームステージングも検討する
「ステキな不動産だな」と思ってもらえるよう、ハウスクリーニングやホームステージングを検討するのも、対策のひとつです。
キッチンやバスルームなどの水回りは、汚れや劣化が顕著に現れやすく、内覧時には細かくチェックされる場所でもあります。
水回りがキレイであれば物件に対する印象も良くなるので、汚れや劣化が気になるときはハウスクリーニングを検討なさってください。
また、思い切ってホームステージングをおこなうのもおすすめです。
ホームステージングとはインテリアや照明などで家の中をデコレーションし、モデルハウスのように仕上げることです。
一戸建ての魅力やメリットを引き出せることから、欧米では当たり前のように取り入れられています。
売り出すタイミングをずらす
不動産の動きが活発になるのは、進学や進級のシーズンである3月から4月です。
「子どもの進級に伴い子ども部屋が必要」といった声もあるため、時間に余裕があれば、売りに出すタイミングを再検討します。
不動産を売却するときの注意点ややってはいけないこと
最後に不動産を売却するときの注意点や、やってはいけないことを見ていきます。
大幅な値下げや短いスパンで少しずつ下げる
売れないからといって大幅に値下げしたり、短いスパンで少しずつ下げたりするのは辞めておくのがベターです。
売れ残りのイメージが付きやすく、「訳あり物件かな?」と思ってしまう方がいるかもしれません。
値下げすると価格を重視する方の目に付きやすくなりますが、適したタイミング(売りに出して3か月や半年など)があることを、注意点として理解しておきましょう。
フルリノベーションやフルリフォーム
注意点ややってはいけないこととして、フルリノベーションやフルリフォームも挙げられます。
リノベーションやリフォームの費用は、価格に上乗せしにくいからです。
中古の一戸建ての場合、購入後にリノベーションやリフォームする方が多くいらっしゃいます。
価格重視の方も多いため、売れないからといってフルリノベーションやフルリフォームをおこなうのは現実的ではありません。
場合によっては成約に至ることもありますが、中古一戸建てのニーズは「リーズナブルな価格」や「購入後、自分好みにカスタマイズできる」などです。
どうしてもフルリノベーションやフルリフォームをおこないたい場合は、不動産会社に相談なさってください。
更地にする
「建物を解体し、更地の状態のほうが売れるのでは?」と思う方もいらっしゃいます。
たしかに活用方法の幅が広がりますし、土地を購入して注文住宅を建てたい方にはピッタリです。
しかし更地にしてしまうと住宅用地の特例を受けられず、最大6倍の固定資産税が課税されてしまいます。
更地にしたからといって必ずしも早期の売却につながるわけではありません。
また解体するための費用も必要になります。
そのためコストを抑えて不動産を売却したい場合は、建物がある状態で売りに出すのがおすすめです。
まとめ
不動産を売却する予定の方や売却中の方に向け、売れないときの対策や、やってはいけない注意点をお伝えしました。
売りに出したあと、内覧や問い合わせがないと「本当に売れるのかな?」と心配になってしまいます。
売れないときこそ冷静になり、対策や注意点に目を向けることが大切です。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら