明石市と言えば、たこなどの海産物で有名な街でしたが、今や「子育て世帯に優しい街」としても評判となっています。
明石市全体での子育て支援政策が功を奏し、2020年には明石市の人口は過去最高の30万人を突破しています。
この記事では、これほど多くの方に選ばれている明石市の魅力を、子育て環境と政策、親子で楽しめる施設に焦点を当てて解説します。
明石市の充実した子育て環境
明石市が人気の理由のひとつには、子育てしながら生活する環境が整っていることが挙げられます。
ここでは交通アクセスを中心に、子育て環境の充実度合いをご紹介します。
明石市は多方面に交通アクセスが良い
明石市は大阪をはじめとする、他府県へのアクセスに便利な公共交通機関が充実しています。
電車
明石市にはJR山陽本線明石駅があり、三ノ宮駅や姫路駅、大阪駅にも直通しています。
新快速の電車の停車駅であることから所要時間も短く、三ノ宮駅には約15分、姫路駅へも約24分、大阪駅へは37分で到着します。
新幹線
また、西明石駅は東海道山陽新幹線の停車駅でもあるため、博多方面や東京方面にもアクセスしやすいのもポイントです。
西明石駅から東京へは3時間10分で到着するため、遠方への出張が多い方でもストレスが少ないでしょう。
飛行機
明石市から三ノ宮駅に移動すれば、そこから約18分で神戸空港に、約40分で伊丹空港に到着します。
また、三ノ宮駅からは関西国際空港行きのリムジンバスも出ているため、国内外へも行きやすい場所と言えます。
船
なんと明石駅から明石ジェノバラインの船に乗れば、淡路島までも大人片道500円、約13分で到着します。
お仕事や、家族のちょっとしたお出かけに、気軽に利用できる距離なのが嬉しいですね。
明石市は便利な環境と価格のバランスが取れている
明石氏は近隣の神戸などと比較しても、物件の価格がそれほど高くないのも特徴です。
さまざまな地域へのアクセスが良く、手軽に移住できる子育て環境の整った街として、どんどん人気が高まっています。
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全国でも珍しい明石市の子育て支援制度
明石市が総力を挙げて取り組んでいる子育て支援制度は、全国的に見ても珍しいほど充実しており、多くの子育て世帯に選ばれているのも納得の内容です。
18歳まで医療費が無料
子どもが小さいうちは病院にかかることが多く、想定外の入院など、予測できない出費が負担となるケースも多々あります。
明石市民の18歳以下の子どもであれば、親の所得制限もなく、医療費がすべて無料です。
かかる病院は明石市外であっても関係なく、薬代などもすべて無料になります。
これは中核市以上で全国初の制度です。
医療費を気にすることなく、必要なときに子どもを病院に連れて行けるのは嬉しいですね。
3歳未満のインフルエンザなど予防接種助成
明石市では、3歳未満の子どもを対象に、インフルエンザなど任意の予防接種に対して、1回2,000円、ひとり2回までの助成があります。
打つ機会が多く、出費も重なる任意の予防接種で、助成が受けられるのはありがたい制度です。
第二子以降の保育料が完全無料
働く家庭にとって、保育料は大きな負担となりますが、明石市では第二子以降はどのような条件であっても保育料が無料になります。
親の所得制限もなく、兄弟の年齢制限もありません。
金銭的な不安から2人目、3人目の子どもに踏み切れない家庭の背中を押してくれる制度です。
0歳代にもらえる「おむつ定期便」
生後3か月から満1歳の誕生日を迎えるまでの毎月、紙おむつや粉ミルクなど、子育てに欠かせない品物を配達してくれます。
1回につき3,000円相当の子育て用品を10回配達してくれるため、計30,000円相当の支援にということになります。
このおむつ定期便の素晴らしいところはそれだけでなく、市の研修を受けた配達員が直接届けてくれることにあります。
配達の際に育児の悩みや不安を聴き、孤独になりがちな0歳児の子育ての心の支えとなることも、同時に目的としています。
中学校の給食費が無料
教育費がふくらみ、家計への負担が重くなる中学生に向けた給食の費用が、親の所得制限なしで無料になります。
1食あたり308円の給食が3年間無料になるため、累計でおよそ16万円の補助に相当します。
3~5歳児の副食費無料
3~5歳児は国の幼児教育・保育の無償化により、すべての世帯が無料になりましたが、一般的に月に約4,500円かかる副食費は保護者の負担です。
しかし明石市では親の所得制限もなく、副食費も無料となります。
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明石市の子育てに役立つ施設「あかしこども広場」
明石市は海も近く、子連れで出かけられるさまざまなスポットがあります。
ここでは子育てのあらゆる場面で利用できる「あかしこども広場」に絞ってご紹介します。
あかしこども広場にある施設
あかしこども広場では、子育て支援に関する複数の施設が入所しています。
●あかし子育て支援センター
●親子交流スペース・ハレハレ
●子育て支援講座
●にこにこ保育ルーム(一時保育ルーム)
●明石ファミリーサポートセンター
●AKASHIユーススペース(中高生世代交流施設)
●多目的・キッチン・ギョギョ工作ルーム
子どもの遊び場が充実
あかし子育て支援センターでは、0歳代から未就学児に向けたプレイルーム、小学生以下の子どもとその保護者を対象にした8,000冊の蔵書を誇るこども図書室があり、雨の日でも気軽に利用することができ、すべて無料です。
また、乳幼児を持つ保護者を対象にした子育て相談もおこなっているため、子育ての悩みをひとりで抱え込まなくて良い仕組みが作られています。
また、人気の有料遊び場で利用されている大型遊具が多数設置されている「親子交流スペース・ハレハレ」も、明石市民なら無料で利用できます。
内部は乳幼児専用の「ベビーゾーン」から、おままごとなどが楽しめる「ロールプレイゾーン」、ボールプールやクライミング、小学生でも思いきり楽しめる「アクティブゾーン」に分かれており、一般の有料遊び場と同等か、それ以上の内容です。
子育て支援が充実
仕事や用事がなくても、保護者のリフレッシュのためにも利用できる一時保育ルームがあります。
生後6か月以上の市内の児童であれば1時間400円で利用できるため、育児に限界を感じる前に支援を受けることができます。
また、子育ての応援をしたい人と、子育ての応援がほしい人の橋渡しをする「ファミリーサポートセンター」もあります。
乳幼児期の子どもの世話の手助けから、少し大きくなった子どもの送迎など、多くの場面で利用できます。
手軽に利用できるスタジオや施設が充実
市などが主催する教室や、子ども向けのさまざまなイベントが開催される多目的ルーム、キッチンルーム、明石たこ大使であるさかなクンとコラボしたギョギョ工作ルームがあります。
イベントに参加だけでなく、必要に応じて良心的な価格で明石市民が予約することもできます。
また、AKASHIユーススペースでは、多目的ルームの他、音楽スタジオやダンススタジオもあります。
無料Wi-Fiも完備しており、家や学校以外に若者の居場所となれるスペースとなっています。
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まとめ
明石市は子育て支援に力を入れており、子どもと暮らしやすい街です。
ここでは子育て環境や、支援制度、子育て支援施設「あかしこども広場」についてご紹介しました。
明石市で子育てしやすい物件をお探しの方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。