不動産の売却を検討しているけど日当たりが悪いから売却は難しいと思っている方も多いのではないでしょうか?
確かに日当たりの良い物件と比べると売れにくいかもしれませんが、しっかりと対策をとればスムーズに売却できることもあります。
この記事では、日当たりが悪い物件のデメリットなどを解説しつつ、高い価格で売却するためのコツをご紹介しますので、売却を考えている方は参考にしてください。
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日当たりの悪い物件は人気がないのを知っている方も多いと思いますが、実際にどのような点がデメリットになっているか知っていますか?
実際に具体的なデメリットを理解しておくことで、売却時に的確な対策ができるようになるので、デメリットをしっかり理解しておきましょう。
具体的なデメリットを解説していきますので、それぞれみていきましょう。
室内が湿っぽくなる
日当たりが悪い物件の特徴として室内が湿っぽくなるという点があげられます。
直接室内に日光が入らないような所は風通しの悪い場所が多いため、換気悪く湿気がたまりがちです。
日光だけでも入れば湿気も解消されるかもしれませんが、日当たりが悪いとそれも期待できないためどうしても湿っぽくなってしまいます。
また、室内の湿度が高くなると、洗濯物などが乾きにくいといった問題やカビが発生するという問題も出てきます。
日当たりが悪いとこういった問題が多く発生するため買い手もなかなかつきにくいのです。
シロアリが発生する
次のデメリットはシロアリが発生しやすい環境にあるという点です。
シロアリは、湿った木材などを好んで食べるため、日当たりが悪く湿気の多い家はシロアリにとってとても住みやすい環境なのです。
また、建物の下はシロアリの天敵となる虫なども入ってきにくいためシロアリが大量発生しやすい原因にもなります。
このようにシロアリがいるような環境であれば建物の耐久性も不安になるため誰も購入したがらないのは当然でしょう。
日当たりが悪いと体調を崩す
個人差はありますが、日当たりが悪いと体調を崩される方がいます。
日光には人間の体内時計を調整する効果がありますが、日当たりが悪い建物に住んでいると日光を浴びることができません。
こういった状況のせいで体調を崩してしまうという方も一定数いるため日当たりの悪い建物は敬遠されてしまいます。
また、冬に日光が当たらない建物はとても寒くなってしまうためそういった面でも買い手がつきにくくなります。
寒いと体調を崩したり、電気代も通常の建物よりかかってしまうため多くの方は日当たりが良い物件を選ぶ傾向にあります。
日当たりの悪さが売却価格に与える影響
日当たりが悪いことでたくさんのデメリットが発生しますが、実際どのくらい売却価格に影響するのか解説していきます。
売却価格の相場を理解していないと、値付けで相場から外れた値段に設定してしまい売れにくくなるということも考えられるのでしっかり把握しておきましょう。
また、日の当たり具合だけでなく建物の方角による価格の影響もあるのでその点も解説していきます。
日当たり具合による価格の変化
売却価格の相場は日のあたり具合や、建物の向きで変化するため一概にはいえませんが、最大で20%程価格が低くなることがあります。
一般的な物件を基準として、多少日当たりが悪い物件の値下がり率は3〜7%程、午後からしか日光が当たらない物件は5〜10%程、全く日が当たらない物件は10〜20%程の値下りが相場といわれています。
もちろん日の当たり具合を気にしないという方もいるのでそういった方には値下げせずに売却することができるでしょう。
しかし、基本的に売却額を決める場合は、日の当たり具合に応じて値下げをして価格を設定することをオススメします。
南向きの建物
建物の方角で一番値下がりしにくいのが南向きの建物です。
1日中太陽の光が入ってくるため室内の温度も上がりやすく湿度も高くならないため人気が非常に高いです。
値下がりはほとんどしないため、売却価格を設定するときは値下げせず相場価格のままで良いでしょう。
東向きの建物
建物の方角で2番目に値下がりしにくいのが東向きの建物です。
太陽は東から登るため、朝日が入りやすく朝の時間帯でも室内が明るくなります。
朝日が入ることで、生活のリズムも作りやすく南向きの建物の次に人気となっています。
値下がりは多少しますが、3〜5%程度なので比較的高い価格で早く売ることができるでしょう。
西向きの建物
建物の方角で3番目に値下がりしにくいのが西向きの建物です。
西を向いているため朝日が入らず朝は太陽の光を浴びることができません。
しかし、午後からは光が入ってきて夕方までは太陽が照らしてくれるため冬場は夜まで暖かい状態を保てます。
値下がりは5〜10%程と多少高くなっているので、先ほどあげたようなメリットを伝えてあげることで購入につなげることができます。
北向きの建物
値下げ幅の一番大きいのが北向きの建物になります。
日中を通して光が入ってこないため日当たりは最悪といえるでしょう。
また、他の方角と比べて人気がないため、売れにくく値下がりも大きくなってしまうので売却には対策が必須といえます。
値下がり幅は10〜20%程になるので、価格設定をする場合はこの数値に近くなるように設定しましょう。
日当たりの悪い物件を高く売る方法
デメリットがたくさんあっても高値で売る方法はあるのでご紹介します。
相場価格より少しでも高く売るためにも対策をしっかりしていきましょう。
室内を明るくする
太陽の光でなくとも室内は明るくできるので、照明などを使用してできるだけ室内を明るくしましょう。
照明の種類はもちろん、配置などを工夫することで日当たりの悪さを感じさせない室内を作ることはできるので、室内が暗ければ対策してください。
具体的には照明をLEDに交換したり、スタンドライトを使用したりすれば手軽に明るさを確保しつつ、お洒落な空間作りができます。
また、室内に光を入れるため窓付近のレイアウトを変更したりすることでも室内は明るくなります。
物件情報の写真をキレイに撮る
物件情報の提出時に出す室内の写真をキレイに明るく撮ることで買い手が付きやすくなることもあります。
最近ではネットで家探しをする方も多いため、写真のキレイさはとても重要になります。
明るく清潔感のある室内であれば、多少日当たりが悪くとも購入してくれる方が出てくるので、写真はキレイに撮影しましょう。
写真ほキレイに撮る方法としては、昼間の明るい時間帯に撮影を行なったり、照明を使用して室内を明るくしてから撮影をおこなったりという方法が挙げられます。
また、鏡を設置して光を反射させることで室内を明るく見せることができるので、こういった方法も使用して撮影してみてください。
ターゲットを絞る
物件を高値で早く売るにはターゲートを絞るのも有効な方法のひとつです。
夜働いているコンビニ店員や看護師の方などは日当たりなどは気にしない方が多いため、そういった方をターゲットにして売り出すことで値下げせずに売却することができます。
また、こういったターゲットであれば多少の値下げで購入してくれることも考えられるので。早く売却したい方はターゲットを絞り売却することをオススメします。
まとめ
日当たりが悪い物件のデメリットと、高値で売却するためのコツをご紹介しました。
一般的には売りにくい物件かもしれませんが、デメリットを理解して対策をすることで高く売ることができる場合もあるので、売却の際はこの記事を参考に対策を行なってみてください。
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