不動産を売却する際に悩むポイントの1つが、「ライフラインを解約するタイミング」です。
そこで当記事では、「電気」、「水道」、「ガス」を解約する正しいタイミングについて解説します。
ライフラインは正しいタイミングで解約手続きをおこない、売却活動に支障がでないようにしましょう。
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不動産の売却において、「電気を解約するベストタイミングはいつなのか」ご紹介します。
ライフラインのなかでも、電気を解約するタイミングは重要です。
電気を解約するベストタイミングは「引き渡し直前」!
電気を解約するタイミングは、「引き渡し直前」がおすすめです。
引き渡し前に電気を解約してライフラインを止めてしまうと、内見がうまく進まないなど、デメリットが発生します。
引き渡し直前がおすすめな理由を1つずつ確認していきましょう。
理由①:案内時に部屋の印象が悪い
電気を解約して照明がつかないと、せっかく内見希望者が来ても暗い状態で物件を案内をすることになります。
日当たりが良い部屋だとしても、天気によっては日が当たらないこともあります。
また、内見希望者が夕方~夜の時間を指定することもあるでしょう。
そんなとき電気が使えないと、内見を断るか、暗い部屋のまま案内をすることになります。
結果的に、部屋の印象が悪くなってしまうのです。
理由②:冷暖房が使えなくなる
電気を解約してライフラインを止めると、冷暖房が使えなくなってしまいます。
せっかく内見に来てもらっても、夏は暑い状態、冬は寒い状態で案内することになるのです。
内見者はゆっくりと物件を見ることができず、物件に対してマイナスなイメージが強くなるかもしれません。
理由③:建物が劣化する
電気を解約してライフラインを止めると、換気扇を使えず家の空気を入れ替えることができなくなります。
そのため、家の劣化が進みやすくなるでしょう。
カビやにおいがこもるなどのデメリットもあるため、電気はギリギリまで止めないことがおすすめです。
ライフラインを解約する前の注意点:電気の場合
アンペア数を下げる
売却することが決定して空き家になっているのであれば、契約のアンペア数を変更しましょう。
そうすることで、電気料金を節約することができます。
日常生活をおくる場合のアンペア数は50A前後必要ですが、内見時のみ電気を使うのであれば20Aほどあれば充分です。
アンペア数を下げることで、基本料金を下げて契約をすることができます。
売却が完了するまで長引く可能性もありますので、事前に電力会社に電話して契約を変更してください。
照明を外さない
部屋を片付けるときに、うっかり照明を外さないようにしてください。
内見時に照明をつける必要があるので、物件の印象を良くするためにも注意が必要です。
ライフラインの解約方法:電気の場合
電力会社のホームページ、または電話から解約手続きをしましょう。
引き渡し日が決定したら、引き渡し日直前のタイミングで解約できるよう日程を伝えてください。
水道を解約するタイミングは?
不動産の売却において、「水道を解約するベストタイミングはいつなのか」ご紹介します。
水道を解約するベストタイミングは「引き渡し直前」!
水道を解約するタイミングは、電気と同様で「引き渡し直前」がおすすめです。
水道を解約してライフラインを止めると、掃除ができないなどのデメリットが発生します。
引き渡し直前での解約がおすすめの理由を1つずつ確認していきましょう。
理由①:こまめな掃除ができなくなる
早いタイミングで水道を解約すると、こまめな掃除ができなくなります。
内見者の印象を少しでも良くするために、売却にだした後はこまめな掃除が大切です。
水道のライフラインを止めると、わざわざ自分で水を用意するなど掃除が大変になります。
簡単に掃除ができる環境を整えるためにも、水道の解約は引き渡し直前が最適なタイミングなのです。
理由②:トイレが使えなくなる
水道のライフラインを止めると、トイレが使用できなくなります。
掃除をしているときや内見中など、トイレが使えないと不便な思いをするでしょう。
買い手に迷惑をかける可能性もありますので、引き渡し直前まで水道を止めずにいるのがおすすめです。
理由③:下水のにおいがでる
水道のライフラインを止めて長期間使わないでいると、下水のにおいが上がってくる可能性があります。
そのため、こまめに水を流し下水のにおいを防ぐ必要があるのです。
検討中の物件から下水のにおいがすると、買い手にとってはマイナスのイメージとなってしまいます。
スムーズに売却するためにも、水道のライフラインはすぐに止めず、こまめに水を流すようにしてください。
ライフラインを解約する前の注意点:水道の場合
短期契約を検討する
売却するまでに時間がかかりそうな方は、水道を一時的に止めると良いでしょう。
売却活動をはじめたら、短期契約で水道を再開してください。
そうすることで、必要最低限の水道料金に抑えることができます。
下水のにおい対策をする
排水口をラップで覆ったり、蒸発防止剤を利用することで下水のにおい対策をすることができます。
一時的に水道を止める際は必ず下水対策をおこない、においが染みつかいないよう注意してください。
ライフラインの解約方法:水道の場合
管轄の水道局へ問い合わせましょう。
解約日まで、水道料金は日割りで計算されます。
ガスを解約するタイミングは?
不動産の売却において、「ガスを解約するベストタイミングはいつなのか」ご紹介します。
ガスを解約するベストタイミングは「転居のとき」!
ガスを解約するおすすめのタイミングは、「転居のとき」です。
転居が完了すれば、その後ガスを利用することはありません。
内見時にもガスは必要ないので、転居日が確定したらすぐさま解約手続きを進めましょう。
ライフラインを解約する前の注意点:ガスの場合
ガスコンロの取り扱いに注意する
ガスコンロの取り外しは、ガス栓をしめてからおこなうようにしてください。
ガス漏れなどトラブルを起こさないためにも、外し方に関する正しい手順を事前に確認しておきましょう。
また、新居のガスの種類をよく確認しておいてください。
プロパンガスなのか、都市ガスなのかで使用するガスコンロは異なります。
せっかく取り外しても、種類が異なると新居では利用できないので、そのまま残しておくことで買い手のメリットになるかもしれません。
「解約」と「開栓」で立ち会いの有無が異なる
ガスの解約は、基本的に立ち会う必要がありません。
(ガスメーターの設置場所によっては立ち会いを求められるケースもあります。)
しかし、新居にて開栓をおこなう際には立ち会いが必要になります。
日程調整をおこなう必要があるので、解約をしたタイミングで新居の開栓手続きを進めましょう。
ガスの開栓ができないと、お湯を使えずシャワーやお風呂に入ることができません。
とくに冬場にお湯がでないのは生活するうえで厳しいので、解約と開栓の手続きは素早くおこなってください。
ライフラインの解約方法:ガスの場合
ガスの解約は、ガス会社に問い合わせることで可能です。
売却活動でガスを利用することはありませんので、日程は自分の転居日に合わせてくださいね。
まとめ
不動産の売却において、ライフラインを解約するタイミングについて解説しました。
電気と水道は物件の印象を良くするためにも「引き渡し直前」が解約のタイミングです。
ガスは売却活動に使用することはないので、早めに解約して問題ありません。
スムーズに買い手を見つけるためにも、ライフラインの解約は正しいタイミングでおこなうことをおすすめします。
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