不動産売却を検討しているが「売れるだろうか」「どんなことをしたら、興味を持って見てもらえるだろうか」と、心配になることがあるのではないでしょうか。
近年は新型コロナウイルスの蔓延によって、内覧に足を運ぶことも敬遠され気味です。
そんな状況の中で「バーチャルステージング」という不動産の販売方法が、関心を集めています。
この記事では、バーチャルステージングの魅力ややり方についてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら不動産売却におけるバーチャルステージングとは?
バーチャルステージングとは、購入者の印象を良くするためコンピュータ上で制作した仮想空間によって、部屋を演出する内覧手法の一つです。
制作した画像は、広告やインターネットの不動産サイトに利用できます。
また内覧の時に、空室と家具やインテリアを合成した仮想画面を、スマートフォンで見比べるといった使い方もできるのです。
この章では、なぜ広まってきたのかを解説します。
ホームステージングの手法の一つ
以前より、マンションの賃貸物件や売却でホームステージングと言われる室内をおしゃれな家具などを置いて、すてきなお部屋に演出する手法がありました。
空室をそのまま見てもらうよりも、実際に入居したときのイメージがしやすいため、契約が成立しやすいと考えられるからです。
ホームステージングを取り入れて案内した物件のアンケートを取ってみると、契約が成立するまでの期間が短くなっています。
そして、不動産売買に関わる方々の内8割が、一定の効果があったと実感されているようです。
ホームステージングは、1970年の初めぐらいから「より高く、より早く売れる」と、アメリカを中心として広がりました。
内覧する際に部屋へ家具などを置くことでおしゃれに演出して販売する方法は、入居予定者の購買意欲を高めることにつながることから、ヨーロッパにも広がっていきました。
現在では、欧米でホームステージングが、広く受け入れられているのです。
効果は見込まれますが、コストと手間を要することから、あまり浸透していないのが現状です。
コストと手間を削減した販売手法
バーチャルステージングの方法により、少ないコストと手間によって、大きな改善効果が得られました。
実際に部屋へ家具などを持ち込んで配置するわけではなく、CGによりリアルに合成して洗練された雰囲気に演出した仮想空間によって、内覧できるようになったのです。
家具などがない空室の場合でも、仮想空間によって見ることができるので、手軽に雰囲気を把握できます。
そのため、不動産売却の契約につながるための効果的な方法として、注目を集めています。
バーチャルステージングは、家具などを配置する必要がないため、ホームステージングのデメリットをうまく補っているとも言えるのです。
不動産売却におけるバーチャルステージングのメリットとは?
一戸建てやマンションの売却に、バーチャルステージングを取り入れることで、どのようなメリットがあるか解説します。
部屋を空けなくても良い
ホームステージングの場合は、部屋を空けてから選んだ本物の家具を持ち込んで、置いていきます。
バーチャルステージングの場合は、入居している部屋を撮影して画像にある余分なものを消したうえで、仮想空間の中でCGにより家具を置いていくのです。
空室にすることなく手軽にできるので、少しでも早く売却活動に取り掛かれます。
コストを抑えられる
ホームステージングであれば部屋に置く家具やインテリアなどをレンタルして搬入、配置から撤収作業まであるので、20~30万円ぐらいの経費が掛かります。
バーチャルステージングであればCGの技術によって部屋の画像を撮影したうえで、余分なものを消去し家具の画像を合わせていくので、コスト削減につながります。
依頼する会社によって違いがありますが、おおむねホームステージングに掛かるコストの20%ぐらいに、抑えることが可能です。
手間が掛からない
依頼すると、バーチャルステージングをおこなっている会社の担当者が、部屋を1時間ぐらいかけて撮影します。
撮影の際に部屋にある物は、そのままでも構いません。
撮った画像を、CG加工することにより消すことができるので、完璧に片付ける必要はありません。
家具を搬入することがないため、部屋を傷つける心配もなく立会いの時間もないので、面倒な手間をかけずにすみます。
仕事などで日々忙しく時間がなかなか取れない方には、とくにおすすめの手法と言えます。
第一印象で心をつかむ効率的な宣伝の方法
現在では、不動産会社のサイトで気に入った物件を探す方が増えています。
そのため、画像からの情報が不動産購入の大きな決め手となります。
部屋の雰囲気や購入者が求めるような家具などの配置にすることで、他の物件との差別化を図れるため、関心を集める効果があるのです。
たとえば内覧の際にQRコードを掲載したチラシを準備し、読み込んでもらうことで家具を配置したものを仮想空間で見せるなど、さまざまな活用方法があります。
またコロナ禍で内覧をひかえているユーザーに対して、仮想空間の中でお部屋をご紹介できることは、バーチャルステージングによる大きなメリットと言えます。
不動産売却におけるバーチャルステージングのやり方とは?
不動産売却においてバーチャルステージングを活用するためには、どういうやり方があるのでしょうか。
専門の会社へ依頼する
バーチャルステージング専門の会社へ、直接頼む方法があります。
まず、画像の内容や費用について、担当者と話し合ったうえで決めていきます。
依頼主自身が画像を撮って持ち込んだものに、家具などをCGによる技術によって付けくわえていくのが、一番安い方法です。
また、部屋にあるものを消すサービスがなく事前に空室の画像が条件になっているところもあるので、動かせない大きな家具などがある場合は注意が必要です。
もし専門の会社に撮影を依頼するのであれば、担当者が部屋を撮った後、CG技術を用いて好みのものを付けくわえて、画像や映像にしていきます。
クオリティの高いものを求めるのであれば、専門の会社に依頼するのが良いでしょう。
広角レンズを使った360度カメラを使用するため、見ている方の感性をくすぐることで、より広告効果が高い内容に仕上がるのです。
また仕上げられた画像や映像を後で確認できるため、満足がいかなかった場合は、あとから修正することも可能です。
しかし修正に費用が発生する可能性もあるので、打ち合わせの段階で希望する内容を、細かく伝える必要があります。
不動産会社へ依頼する
大規模の不動産会社のなかには、専任媒介契約(1社のみと契約をして仲介してもらいながら自分でも買主を探すことができる契約)があります。
また専属専任媒介契約(1社のみと契約して仲介し、買主を探してもらう契約)で、一定の価格以上であれば、サービスとしてバーチャルステージングをおこなってくれるところもあります。
また実費を負担するのであれば、引き受けてくれるところもあるのです。
不動産会社の場合バーチャルステージングは、売り上げの拡大の手段として考えているので、媒介契約が前提となります。
一般媒介契約(複数の会社と契約をして仲介してもらう契約)では、バーチャルステージングを頼める不動産会社はほとんどありません。
一般の不動産会社では、取り入れているところが少ないため、専門の会社に依頼するほうが良いでしょう。
まとめ
不動産売却に効果的と言われているバーチャルステージングについて、取り入れるメリットや、やり方をご紹介しました。
売り出している物件の魅力を際立たせ、コストと手間を削減できるところが、大きな魅力です。
より有利に不動産売却をしたいと考えるのであれば、まずは検討してみてはいかがでしょうか。
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